
投資信託を買ってみよう <投資信託の購入から換金まで> 1/3
投資信託を購入する
預貯金を利用する場合は「お金を預ける・預金する・貯金する」と言いますが、投資の世界で金融商品を利用する場合は「買う、購入する」といいます。投資信託はプロに運用・管理を任せる商品ですから「預ける・託す」と言いたいところですが、あくまで主体は投資家本人ですので「投資信託を購入する・買う」という言い方をします。
1:口座開設
初めて投資信託を購入するときには、販売会社に取引口座を開設する手続きが必要になります。口座の開設が完了して初めて投資信託を購入することができます。口座を開設するには、所定の申込書に身分証明書(免許証など)を添えて提出します。必要書類を提出後、概ね2週間程度で手続きができるのが一般的です。
2:目論見書の確認
投資信託を選ぶにあたっては、パンフレットなどの他に投資信託の詳しい内容が記載されている「目論見書」という書類にしっかり目を通すことが大切です。
目論見書には、運用方針、投資対象、手数料のこと、分配金が出るタイミング、どのようなリスクがあるのか、どのような影響で基準価額が上下するかなど、その投資信託に関する詳しい内容が書かれています。自分の財産を託す投資信託ですからしっかり内容を確認しましょう。
発売から時間が経っている投資信託では、過去の運用成績を確認することができます。販売会社のHPで基準価額の推移をグラフで見ることもできますので、例えば日経平均などの市場の平均に比べ、運用がうまくいっているかどうかということが確認できます。
3:購入の申し込み
パンフレットや目論見書で投資信託の内容を確認した後、投資信託の名前と、いくら投資したいかを伝えて購入します。最低購入単位はさまざまで、1万円から買える投資信託が最も多いようです。中には10万円とか50万円以上の資金がないと買えないものもあります。このように金額を指定して買うタイプの他に、口数を指定して買うタイプもあります。ここで、「口数」とは、投資信託の持分を表す単位のことで、株式でいう「株数」に相当します。新たに投資信託が設定された当初は、1口=1円や1口=1万円など購入できますが、運用が開始された後、追加で購入する場合の基準価額は変動します。
例)基準価額12,500円(1万口当たり)、販売手数料なしの投資信託を10,000円分購入 |
→購入口数は、10,000円÷12,500円×10,000口=8,000口 |
4:手数料に注意
金額指定で1万円分の投資信託を買う場合、販売手数料がかかるものは、1万円全部が投資に回るわけではありません。販売手数料3.15%(消費税含む)の投資信託なら、実際投資に回る金額は、9,694円です(10,000÷1.0315)。これは内枠方式と言われている手数料徴収方法で、一般的な方法です。投資信託によっては、外枠方式という方法もあり、例えば、投資したい金額が1万円なら、その販売手数料(消費税含む)とあわせて10,315円支払います。面倒ですが、手数料を把握することは、実際に自分が投資した金額がいくらであるのかを正確に把握することになりますのでしっかり確認しましょう。
| ※ |
投信スーパーセンターでは、内枠方式での購入となります。 |
5:取引報告書の確認
投資信託を購入すると、後日「取引報告書」が送付されます(*)。取引報告書には、何月何日にいくら投資して、投資した金額のうち手数料にいくら支払ったか、何口分の投資信託を購入したか、また、買ったときの基準価額がいくらだったか、などが記載されています。自分の投資資金を正確に管理するために、しっかり目を通しておきましょう。
* 送付の方法には、郵送と電子交付によるものとがあります。