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家計のリスクマネジメントを忘れずに!
2006年11月27日
「リスクマネジメント」というと、大多数の人が病気やケガによる入院、あるいは万一亡くなった場合などの保障のことをあげるはずです。リスクに備えるという観点からいえば、生命保険や損害保険は、ある意味私たちの生活になくてはならない存在だからです。しかしながら、これからのリスクマネジメントでは保障のほかに、家計のリスクマネジメント、言い換えれば金融資産によるリスクマネジメントも考える必要があるのです。話が大げさになってしまうかもしれませんが、わが国は自給自足ができない国と言われています。食物の自給率は40%未満、石油やガスなどのエネルギーは、ほぼ100%海外に依存しています。かつて、水と空気はタダと言われていたのに、ミネラルウォーターの輸入量は年々増加傾向にあるのです。私たちが日常生活を快適に過ごすためには、海外と共存していかなければならないのです。
やや難しくなってしまったので、もう少しわかりやすい話題にしましょう。06年の秋から、欧州のブランド品の価格が値上げされました。『何もクリスマス前に値上げしなくてもいいのに!』という声が聞こえてきそうですが、ユーロ価格の上昇を日本円に転嫁したためです。前から欲しかったブランドバックの価格が値上がりしたので、買うのを躊躇している人もいるかもしれません。ところが、資産の一部に「ユーロ」を保有していれば、値上がりしたユーロを売ることにより、ブランドバックの価格の上昇と相殺することができるので、安心して購入に踏み切れるはずです。話を元に戻せば、ブランドバックを食物やエネルギーなどの第一次産品に置き換えて見ればよいのです。つまり、第一次産品の価格の上昇が、家計を圧迫することになりかねないのです。中国やインドなどの新興国の成長により、第一次産品の価格は今後も上昇することが予想されています。第一次産品の価格上昇から家計を守るために、リスクマネジメントが必要になってくるのです。ただし、個人が食料やエネルギーなどの第一次産品を備蓄して置くわけには行きません。商品先物などを利用することもできますが、個人が簡単に投資できる金融商品ではありません。そこで、資産の一部に第一次産品(コモディティ)で運用される投資信託を加えることにより、第一次産品価格の上昇から家計を守ることになるのです。いわば、コモディティファンドは、家計における保険的商品として活用できるのです。
投信スーパーセンターで取扱いの「コモディティで運用されている投資信託」はこちらでご確認いただけます。
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有限会社ファイナンシャルリサーチ 代表/AFP
深野 康彦
プロフィールとコラム一覧
1962(昭和37)年8月1日生
東京経済大学経済学部経済学科卒
株式会社 オリックス・クレジットを経て
平成元年4月 独立系FP会社エムエムアイ入社
平成7年12月 エムエムアイを退社し
平成8年1月 有限会社ワイズマネジメントを伊藤裕氏と設立
平成17年12月 同社を退社
平成18年1月 有限会社ファイナンシャルリサーチを設立し
現在に至る
※日本ファイナンシャルプランナーズ協会認定講師
個人の相談業務を行いながら、さまざまなメディアを中心に、個人の資産運用や管理、家計管理や見直しなど、お金に関する啓蒙活動及び、新聞・マネー雑誌、経済誌などへの執筆・取材協力および金融データの提供を行っている。
FPの養成講座や各種セミナーの講師、確定拠出年金導入企業の導入教育の講師、ラジオ番組のパーソナリティーなども担当している。
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本ページの掲載内容は、寄稿された執筆者の考え方や見方を紹介するものであり、当社が特定の金融商品や投資信託の個別銘柄を勧誘・推奨するものではありません。