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ポートフォリオ運用のかんどころ(9)~具体的な組み合わせ例 その1~
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前回「相関係数」のお話をしました。相関係数から考えて効率のよい組合せは外国債券と国内株式です。したがって積極運用部分のポートフォリオは、外国債券と国内株式をメインに据えます。
下のグラフは、外国債券と国内株式とそれらを50:50で組み合わせたポートフォリオの累積パフォーマンスです。確かに随所に反対の動きをしているところが見えます。ただし、ここ3年ぐらいでは動きが似通っているようにも見えます。このように2~3年程度の期間では一時的に動きが連動する場面もありえます。
ポートフォリオ構築にあたって、具体的な銘柄選択の場面で留意すべき点があります。インデックス型とアクティブ型では、後者が信託報酬が高いのでインデックス型あるいはETFを選択すべきだという議論があります。確かにアクティブ型ファンドの成績がインデックス型を常に上回るとは限らないので、単品で比較するとインデックス型のほうが無難だという考え方なのでしょう。ところが、ポートフォリオの組合せを考えると、ちょっと様相は異なります。
下のグラフは、純資産額の大きいアクティブ型の外国債券と国内株式のファンドを組み合わせた例です。やはり両者は動きが逆になる傾向は前のグラフと同様です。しかし両者のポートフォリオの運用成績は、かなり異なります。
アクティブ型のファンドのデータは信託報酬控除後です。一方、ベンチマークのポートフォリオは当然信託報酬が考慮されていませんので、実際にインデックスファンドを使ったポートフォリオのパフォーマンスはこれより低くなるケースもあるでしょう。
シャープレシオでは、両者にあまり差はないので、年率1%以上のリターンの差を自らのリスク許容度をふまえて、どちらを選ぶか判断することになるでしょう。
いずれにしても、ポートフォリオをファンドで構築する場合、各ファンドのリスクが大きくても、補い合う関係が強ければ、ポートフォリオとしてはリスクを抑えて効果的な運用が実現できます。この点をふまえて銘柄選択しましょう。
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FPアソシエイツ&コンサルティング株式会社 専務取締役/CFP®
福田 啓太
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1958年大阪府生まれ。 1981年日興證券株式会社入社。個人営業のあと、ポートフォリオ作成システムの企画、リテール営業の支援ツール開発、FP養成研修などに携わる。 1999年日興證券退社後、当社設立に参加。独立系FP・投資顧問としての投資アドバイス・各種コンサルティング、および企業における各種講演会講師を務めると同時に、ビジネスモデルとしての保険代理店+証券仲介業を運営している。一般紙、各種雑誌、日経文庫「はじめての株式投資」など執筆。早稲田大学ビジネス情報アカデミー専任講師。 1級FP技能士。CMA(日本証券アナリスト協会検定会員)。 |
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本ページの掲載内容は、寄稿された執筆者の考え方や見方を紹介するものであり、当社が特定の金融商品や投資信託の個別銘柄を勧誘・推奨するものではありません。 |
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