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ポートフォリオ運用のかんどころ(10)~具体的な組み合わせ例その2~
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前回、積極運用部分のポートフォリオは、外国債券と国内株式をメインに据えると言いました。そのとき示したグラフは、スタート段階の98年4月に50:50で組み合わせたあと、そのまま保有し続けたケースでした。
ポートフォリオは構築したら完了ではなく、そこからスタートすると考えるべきです。構築後マーケットは日々変動するので、ポートフォリオの配分比率も変化していきます。そこで、組み入れた資産で配分比率が増えたものの一部売却と減ったものの追加購入でポートフォリオを修正し、構築当初の配分比率に戻します。これをリバランスと言い、ポートフォリオのメンテナンスとして必須と考えるべきです。
下のグラフは、外国債券と国内株式とそれらを組み合わせたポートフォリオの累積パフォーマンスで、リバランスをしない場合と1年毎にリバランスをした場合です。リバランスは、通常値上がりしたものの一部売却となるので税金がかかります。そしてその売却代金で比率の減ったものを買い足すことになるので、購入手数料がかかります。つまりリバランスにはコストがかかるわけですが、ポートフォリオ全体から見たら一部の入れ替えとなりますので大きな負担にはならず、リバランスの効果のほうが大きいと考えられます。また、リバランスは相場観を差し挟まず、一定程度以上比率が変動したら機械的に実施したほうが、長期的には効率的です。


上表でまとめた各ファンドとリバランスありなしのポートフォリオのデータをご覧いただけると、リバランスの効果は一目瞭然でしょう。
さらに、日本株と値動きの異なる新興国株をポートフォリオに加えたり、債券とも株式とも値動きの異なるREITを加えることによって、中長期的にリスクを抑えながらポートフォリオのリターンを上げることが可能です。
現時点では、昨年来の米国サブプライムローン問題で、株式市場、為替市場が大きく変動していて、ポートフォリオ運用といえども少なからず影響を受けています。しかし、過去にも同じようなマーケット環境があり、そのときも適切かつ十分な分散と継続的なメンテナンスをおこなったポートフォリオは、時間をかけて衝撃を吸収し、中長期的には十分なリターンをもたらしてくれています。
こういう時だからこそ、ポートフォリオ運用を資産管理の中心に据えて、資産を守りながら増やしたいものです。
(参考)各用語について詳しくはこちら 標準偏差、 シャープレシオ
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FPアソシエイツ&コンサルティング株式会社 専務取締役/CFP®
福田 啓太
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1958年大阪府生まれ。 1981年日興證券株式会社入社。個人営業のあと、ポートフォリオ作成システムの企画、リテール営業の支援ツール開発、FP養成研修などに携わる。 1999年日興證券退社後、当社設立に参加。独立系FP・投資顧問としての投資アドバイス・各種コンサルティング、および企業における各種講演会講師を務めると同時に、ビジネスモデルとしての保険代理店+証券仲介業を運営している。一般紙、各種雑誌、日経文庫「はじめての株式投資」など執筆。早稲田大学ビジネス情報アカデミー専任講師。 1級FP技能士。CMA(日本証券アナリスト協会検定会員)。 |
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本ページの掲載内容は、寄稿された執筆者の考え方や見方を紹介するものであり、当社が特定の金融商品や投資信託の個別銘柄を勧誘・推奨するものではありません。 |
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