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投信で大家さんになろう!
2007年2月5日
都心では不動産価格が上昇。3年で3割以上値上がりしている物件も少なくありません。景気の本格回復に乗って、不動産投資を考えている人も増えているようです。
しかし、株式同様、景気反転期に見られる急上昇を、これからの投資成果として期待するのは難しいかもしれません。地域や物件による格差も大きいでしょう。不動産への直接投資は、必要な資金も大きく、売買に関する手数料も高いのが実状。証券投資に比べて流動性が低いので、換金したいときにすぐに売れるとも限りません。
値上がり益を狙うのではなく、家賃収入を目的にする場合はどうでしょうか。この場合も、空室リスクや、維持管理にかかる手間とコストを考慮することが必要です。旨みも大きい反面、慎重に物件を選ばなければ、不動産投資のリスクは大きいと言えるでしょう。
とはいえ、せっかく景気が回復してきたのに、指を加えて見ているというのも歯がゆいという人もいます。そんな人におススメなのは「REIT(不動産投信信託)」。これは、たくさんの投資家から資金を集めて不動産に投資し、そこから生じる賃料や売却益を投資家に分配する商品です。
不動産のプロが複数の物件を選んで投資をし、状況に応じて入れ替えを行っていくので、素人があてずっぽうで(失礼!)投資するのに比べ、リスクが低いと言えるでしょう。なにより、実物不動産に投資するのと違って、数十万円単位から購入できるのが魅力です。利回りは商品によって2~7%とまちまち。もちろん価格自体も動くので、合わせてチェックしましょう。
最近はREITの商品数が増え、オフィスビルや商業施設、倉庫や住宅まで、投資対象が幅広くなっています。都心中心や地方中心といった地域的な特性があります。投資対象の違いは将来性や安定度の差となって現れますし、金利上昇局面においては、借入金の割合や金利タイプも収益に大きな影響を与えますので、吟味が必要です。
これに対して、国内外の複数のREITに分散投資する「REITファンド」もあります。こちらは1万円程度の小口資金で、日本のみならず世界中のビルの大家さんになることが可能です。分配金はREITが年2回なのに対して、毎月分配が主流。現物不動産のオーナーのように面倒な手間要らずで、家賃収入を得られるのがメリットです。
海外ではこれからREITを導入する国も少なくないので、投資対象のさらなる分散化によって、地震やテロ、景気などのリスクを逓減させることができるかもしれません。
株式会社プラチナ・コンシェルジュ 代表取締役/生活経済ジャーナリスト/CFP®
和泉 昭子
プロフィールとコラム一覧
横浜国立大学卒業後、出版社・放送局を経て、フリーのキャスターに転身。 NHKを中心に、ニュース・情報番組を担当。
95年CFP®(ファイナンシャル・プランナー上級資格)取得後、現職へ。現在は、メディア出演や講演活動、個人相談などを通じて、マネー&キャリアの情報を発信。
・テレビ、ラジオのコメンテータ
・新聞、雑誌、書籍の執筆、監修
・企業、労働組合、金融機関、地方公共団体などが主催する
他、講演、セミナー、パネルディスカッション、研修など多数
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本ページの掲載内容は、寄稿された執筆者の考え方や見方を紹介するものであり、当社が特定の金融商品や投資信託の個別銘柄を勧誘・推奨するものではありません。