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プロも行う、投資方針を立ててみよう!
よく、「何かいい金融商品はありませんか?」と聞かれます。確かに、最近人気の投資信託というのはありますし、当面の間、期待が持てるのではないかという分野もあるでしょう。
しかし、それ以上に大切なのは、適切な「アセット・アロケーション」を行うことです。アセット・アロケーションとは、資金を国内株式・国内債券・海外株式・海外債券などの資産クラスごとにどのように配分するかということ。株式や債券、不動産や外国証券などのアセットクラスに運用資金を配分すること。資産配分はどの銘柄やファンドを買うか以上に、運用のパフォーマンスに影響するといわれ、機関投資家などの間では、「運用で最も大切な意思決定」と位置づけられています。
アセット・アロケーションを行う上で必要なのが、投資方針の決定です。これは投資の目的に応じて、どの程度のリターンを目標とするのか、リスク許容度はどれくらいか、あるいは流動性(換金性)や投資期間に関する制約など、運用する上での基本的なコンセプトを、予め決めておくものです。
この中で特に重要なのは、リスク許容度。高いリターンを望む場合は、自ずと大きなリスクを引き受けることになりますが、どれくらいリスクをとりたいか(=どれくらいのリターンが欲しいか)という「リスクへの意欲」と、その人の状況から見た「リスクをとる能力」は異なるもの。運用で失敗しないためには、意欲より能力を基準に考えることが必要です。
リスク許容度は、基本的に資産が多いほど、また年齢が若いほど大きくなると言われています。また、子どもの教育費や住宅購入、妻の退職などにより、短期間に資金需要があるかどうかや、投資経験、性格によっても変わってきます。
さらに、仕事と運用に共通したリスクがあるかどうかも、見逃せないポイントです。コンピュータソフトの会社で共働きしている夫婦が、IT銘柄やそれに多くの割合を投資しているファンドに投資をし、ITバブルの崩壊で、収入も資産も大きく傷んだというのはわかりやすいケース。仕事もダメ、運用もボロボロ・・といったことがないように、金融資産のみならず、人的資産(世帯での働き手)も含めたリスク管理が必要です。
以上を参考に投資方針を決めることで、大枠のアセット・アロケーションが決まり、それを具現化させる商品のタイプを選ぶことができます。具体的にどのファンドがいいかを考えるのは、その後の作業です。
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株式会社プラチナ・コンシェルジュ 代表取締役/生活経済ジャーナリスト/CFP®
和泉 昭子
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横浜国立大学卒業後、出版社・放送局を経て、フリーのキャスターに転身。 NHKを中心に、ニュース・情報番組を担当。 95年CFP®(ファイナンシャル・プランナー上級資格)取得後、現職へ。現在は、メディア出演や講演活動、個人相談などを通じて、マネー&キャリアの情報を発信。
・テレビ、ラジオのコメンテータ ・新聞、雑誌、書籍の執筆、監修 ・企業、労働組合、金融機関、地方公共団体などが主催する 他、講演、セミナー、パネルディスカッション、研修など多数 |
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本ページの掲載内容は、寄稿された執筆者の考え方や見方を紹介するものであり、当社が特定の金融商品や投資信託の個別銘柄を勧誘・推奨するものではありません。 |
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