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“賭け”をするような商品は避けよう!
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今年になってから、新聞・雑誌などで「ノックイン投信」の記事が目につくようになりました。ノックイン投信とは、一定の条件下で元本を保証しつつ、3~5%程度の高利回りを得られる仕組みのファンド。種類はさまざまですが、たとえば“日経平均の終値が一定期間に12,000円(ノックイン価格)を下回らなければ、元本保証で5%の利回り。しかし期間内に12,000円を一度でも下回った場合は、元本保証はなくなり、リターンが日経平均に連動する形に商品性が変化する”といったタイプが典型的です。
ところが、サブプライム・ローン問題の余波による株価急落で、今年に入ってノックイン価格を下回るケースが続出しています。ノックイン価格は12,000円を中心に分布するという報道もあり、このまま株価が下落すれば、元本保証などの特典を失って戸惑う投資家が増えるかもしれません。
私自身は、以下の5原則を自分自身に課しているのですが、このうちの4と5の2つの点から、ノックイン投信は避けるべきと考えています。
4は、「一定期間内に株価や為替がいくら以上(以下)になったら○○する」といったタイプの商品には投資しないとも言い換えられます。まさにノックイン投信のような商品ですね。
経済の動きは予測不可能なのに、一定期間に予め決められた水準を一度でも割り込んだり超えたりした場合はリターンの仕組みが変わる商品を買うということは、投資というより“賭け”をしているに他なりません。これでは、自分の意思で長期戦に持ち込むこともできません。「一定期間中」とか「一度でも」という条件さえなければ、一時的に株価が急落しても、時間を味方にして挽回することも可能かもしれないのです。
ノックイン投信は、別名「リスク限定(軽減)型投信」と呼ばれていることや、一定の条件下で元本と高利回りが保証されていることなどから、預金の延長線上にあるビギナー向け商品と勘違いされるケースも少なくありません。しかし、実際のところはデリバティブ(オプション)を組み込んだ複雑な商品。その仕組みをきちんと理解せずに購入すると、こんなハズじゃなかったと後悔することにもなりかねません。
高いリターンは、それなりのリスクと引き換えに得られるもの。一見、魅力的に見えたとしても、中身のよくわからない商品には手を出さないのが賢明です。
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株式会社プラチナ・コンシェルジュ 代表取締役/生活経済ジャーナリスト/CFP®
和泉 昭子
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横浜国立大学卒業後、出版社・放送局を経て、フリーのキャスターに転身。 NHKを中心に、ニュース・情報番組を担当。 95年CFP®(ファイナンシャル・プランナー上級資格)取得後、現職へ。現在は、メディア出演や講演活動、個人相談などを通じて、マネー&キャリアの情報を発信。
・テレビ、ラジオのコメンテータ ・新聞、雑誌、書籍の執筆、監修 ・企業、労働組合、金融機関、地方公共団体などが主催する 他、講演、セミナー、パネルディスカッション、研修など多数 |
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本ページの掲載内容は、寄稿された執筆者の考え方や見方を紹介するものであり、当社が特定の金融商品や投資信託の個別銘柄を勧誘・推奨するものではありません。 |
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