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相場格言にみる投資の教訓
2007年10月22日
毎週、当サイトで色んなコラムを読んで、知識がついてきた方、実際に投信を購入した方などいらっしゃるでしょう。
慣れてきたところで、先人が残した株式投資の「格言」について、ご紹介したいと思います。
有名な格言に(1)「卵はひとつの籠に盛るな」(2)「麦わら帽子は冬に買え」があります。(1)は、一つの籠で卵を運ぶと、転んだときなどに、全ての卵が割れてしまうリスクがあるから、いくつかの籠に分けて運んだほうが安全という例えからきている言葉です。1銘柄への集中投資は、当たれば大きいが値下がり時のリスクも大きくなる。分散投資の大切さを表わしています。つぎに(2)は、皆が注目してから買うのではなく、注目される前に買いなさいという教えです。麦わら帽子(今どきかぶらない?)の人気が高まるのは夏。皆が買う時期は値段も高いもの。見向きもされない冬に安く購入しようという意味です。ビールメーカーの株などを思い浮かべて頂くと分かりやすいでしょう。
一方、株式投資においては「なるほど!」という格言も、投信に応用すると違う意味、逆の発想ができるものがあります。
たとえば「遠くのものは避けよ」という格言。これは、銘柄を選ぶ際、興味のある分野や自分が働いている業界など、ある程度知識のある株から買うのが賢明。縁遠い株は避けた方が無難という教えです。こう聞くと「もっともだ」と思いますが、投信の場合はそうとも言えません。たとえば成長性などから注目のBRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国)へ投資するタイプや「ポストBRICs」とも言われているVISTA(ベトナム、インドネシア、南アフリカ、トルコ、アルゼンチン)。豊富な天然資源があったり、内需が伸びている国への投資はやはり魅力的ですね。でも、「中国の一企業の株を買うとなると、どこにしたらいいか分からない」という人が圧倒的でしょう。つまり、興味があっても遠いものといえます。そんな時こそ投信の出番。ファンドマネージャーが銘柄選択はしてくれますし、少額から購入できるのも魅力です。
もちろん、どの投信がいいかは自分が見極めなければいけませんし、プロが運用してくれるといっても元本保証はありません。また、高い成長性が期待できるということは、その分のリスクも伴います。これらを勘案したうえで、「やはり投資してみたい」という時にこそ、投信は上手に利用したいものです。
この他にも「人の行く裏に道あり花の山」や「もうはまだなり、まだはもうなり」、「山高ければ谷深し」などなど、あげれば1冊の本になるほど。個人的には、「金のなる木は水では生きぬ、汗をやらねば枯れていく」が好きです。
なかには、人生哲学と思えるような言葉もありますので、興味がある方は調べてみると楽しいですよ。
有限会社ストックアンドフロー所属/CFP®
新倉 由紀
プロフィールとコラム一覧
東京都出身。証券会社、商品先物取引会社の営業職を経て、現在は独立系FP会社「ストックアンドフロー」に所属。企業研修や一般向けの各種セミナー、FP養成講座で講師をつとめるかたわら、趣味である手話を活かして障害者に対するセミナーおよび相談業務など独自の活動も行っている。
実践・実体験をもとに原稿を執筆し、「心と体のバランスをとりながらお財布も豊かになってほしい」との思いから、顧客が抱えるマネー面以外の悩みにも耳を傾けるFPとして、日々活動している。
各種セラピーを学ぶ一方、1級小型船舶操縦士、調理師免許を持つ好奇心旺盛なFP。
1級FP技能士。
主な書籍(監修)
「日本一やさしいネット株の学校」ナツメ社
「かんたん袋分け いきいき家計簿」永岡書店
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本ページの掲載内容は、寄稿された執筆者の考え方や見方を紹介するものであり、当社が特定の金融商品や投資信託の個別銘柄を勧誘・推奨するものではありません。