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前編で、「負けなかったファンド6本」に注目しましたが、なぜ、このファンドたちは負けなかったのでしょうか?
「負けなかった」とは「リターンがプラス」ということです。
この「リターンの源」は、目論見書を読むとわかる投資対象や投資方法などの「仕組み」と、同一カテゴリやベンチマークと、過去リターンとの比較から見えてくる「運用の善し悪し」から生まれてきます。
後編では、2回に分けて、前編で注目したファンドの「リターンの源」を探っていきます。
今回注目した6本のファンドのうち、3本が投資先を債券とする「国内債券型」あるいは「グローバル債券型」でした。
後編その1では、この3本の債券型ファンドの「リターンの源」をご紹介しますが、その前に一般的な債券型ファンドの「リターンの源」の特徴を確認してみましょう。
債券型ファンドの特徴
投資信託は様々な資産を投資対象としますが、この投資信託の全残高の約5割が、国内で驚異的な残高を誇っているグローバル・ソブリン・オープンに代表される「グローバル債券型」の投資信託です。言うなれば、「グローバル債券型にあらずんば、投信にあらず」という状況です。
| (1) |
グローバル債券(現) |
: シティグループ 世界国債指数(除日本)_現地通貨ベース |
| (2) |
国内債券 |
: NOMURA日本債券総合インデックス |
| (3) |
国内株式 |
: 日経平均株価(日経225) |
| (4) |
為替 |
: 東京市場ドル・円スポット中心相場(出典:日本銀行統計データ) |
| (5) |
グローバル債券(円) |
: シティグループ 世界国債指数(除日本)_円ベース |
最初のチャート上には、上記5本の指数のうち、(1)~(4)が表示されています。(表示項目を切り替えた場合は(1)~(4)を選択してみて下さい)
これを見るとほとんどの期間を通じて、「国内株式」や「為替」に比べて「国内債券」、「グローバル債券」ともに動きが穏やかな右肩上がりだったことがわかります。
つまり債券は、株式や為替などに対しローリスクということが、チャートからも確認できます。
そこで次に、チャート右側のボックスの表示/非表示を選択して、
グローバル債券(現)
為替(円ドル)
グローバル債券(円)
を表示してみて下さい。
「グローバル債券(現)」に比べて、「グローバル債券(円)」は「為替」の影響を非常に大きく受けているということが分かります。
特に、チャート上で表示期間を変えて調べてみると、より顕著に見えてきますから、ぜひご自分で操作してみてください。
このように、「グローバル債券(円)」は「為替」と同じような動き方をしてますが、その理由は明らかです。グローバル債券は欧州や米国など海外でその国の通貨で運用されていますが、日本で換金する際には必ず円に戻さなくてはならないために、「債券」の要素だけではなく「為替」が影響してくるのです。
一目瞭然ですが「グローバル債券(円)」のリターン要因は「債券」よりも「為替」が大きいということです。
前編で触れた「世界の債券マーケットを表す指標」では、このグローバル債券(円)を表示してましたが、その動きが激しかった理由は「為替」が原因だったのです。
以上の通り、債券を主な投資先とするファンドの特徴は下記の2点が挙げられます。
【1】株やほかの投資先に比較しローリスク・ローリターン
【2】グローバル債券型の場合、債券運用の良し悪しも大切だが、為替の影響に対する方針も重要
ではいよいよ、個別ファンドについて見ていくことにしましょう。
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