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プロとペアで分散投資
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1米ドルが96円台、日経平均が11,000円台とサブプライムローン問題を発端とした相場の変動が続いていますが、現在のような不安要素が多い時期ほど、一度立ち止まって自らの金融資産の現状と向き合う良い機会ではないでしょうか。
<儲けること>自体が目的の投機的な投資は別として、資産運用のベースは<ライフプラン>にあります。今まで漠然と購入してきた金融商品が、希望する運用目的や内容、自分の性格に合ったものなのかどうかをこの機会に確認し、現状と希望の間にかい離がある場合は、軌道修正を心がけましょう。
「一発儲けてやろう!」と投機的な場合はともかく、中長期の安定した運用を目指すには、預貯金から外国株に至るまで、異なる動きをする複数のアセットを組み合わせてポートフォリオを組み、出来るだけ期待に対するブレの幅を小さくすることが理想とされています。もちろん、対象を分散したとしても値動きのあるものに投資を行う場合、必ずしも元本割れを起こさないというわけではないのですが、過去の運用実績を見る限り、ひとつの資産にまとめて投資を行った場合より、資産を分散して投資を行った場合の方が下落後の元本に戻るまでの期間が早い、との分析結果が出ています。
ポートフォリオを確認し、自分でそのバランスを考えて運用商品を選別できれば良いのですが「なかなか難しい」という声が多いのも事実です。これに応えた形で、各金融機関の窓口ではひとつのファンドを購入するだけで同時に複数のアセットを保有できる<バランスファンド>が人気を呼んでいます。しかし、一口にバランスファンドといってもアセット数や投資国の違いなどによって商品性はさまざまです。
現状の資産状況と希望する運用にかい離が生じる場合、バランスファンドを一部活用して、全資産のバランスを調整するのも一法です。例えば、現状の資産内容が日本株への投資が中心のポートフォリオなら、日本株以外の資産に分散投資されるバランスファンドを選択して保有資産全体のバランスを整えるというものです。個別で商品選択をすることが特に難しい外国株やコモディティなどは、バランスファンドを使って上手に分散を図るのもひとつでしょう。
その他、バランスファンドには、年齢や環境の変化に応じて同じ商品の違うコースに移行(スイッチング)することができる商品や、加齢に応じて自動的にバランスが変化する商品(ターゲット・イヤーファンド)なども存在します。

今回の下落を教訓に、「自分では何が行え、何が行い難いのか」をよく見つめ、全てをプロに任せるのではなく、プロとペアを組んで上手にポートフォリオを組成したいものです。
なお、バランスファンドは運用に手間がかかるもの(複雑なもの)ほど、通常、運用コストが高くなっています。保有の際には、選んだものが中長期の運用目的に適したものであったとしても、コストに見合った運用が行えているのかを定期的にチェックしたいものです。
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株式会社ノースアイランド 代表取締役/CFP®/税理士
嶋 敬介
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| 1957年 大阪府出身。関西学院大学大学院修了。日本におけるFP業務の定着を目指し、株式会社ノースアイランドを設立。2004 年セミナールームと相談ルームを併設したFPサロン「MoneyC@fe(マネーカフェ)」を東京・丸の内、大阪・堂島に同時オープン。現在、名古屋他FC にて支店を展開中。また、2006年8月には米国にも支店を設立。昨今は企業の福利厚生、金融商品の企画・開発にも数多く関わり、購買代理としての地位を確立している。 |
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本ページの掲載内容は、寄稿された執筆者の考え方や見方を紹介するものであり、当社が特定の金融商品や投資信託の個別銘柄を勧誘・推奨するものではありません。 |
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