Q 投資信託(ファンド)を初めて購入しようと思っています。「初心者はバランス型ファンドから始めるのがよい」といわれたのですが、バランス型ファンドはたくさんありすぎて、どれを選択してよいのかわかりません。日本だけでなく海外にも投資するものを選びたいのですがどのようにすればよいでしょう。
A そうですね、バランス型ファンドとは、株式と債券、あるいは、日本と外国に分散して投資するファンドですから、とてもたくさんの種類があります。同じようなファンドを各運用会社が設定しているので運用会社の数に比例してファンドの数も増えていきます。お悩みのとおり、初めての方が、そういった数百もあるファンドの中から投資するファンドを選択することはとても大変です。
そこで、投信スーパーセンターの機能を使ったファンドの絞り込み方を紹介しましょう。最初に、「商品のフロア」にある[バランス型投信 売場]に入ってください。『商品検索』で、「テーマから検索する」をクリックしましょう。そうすると、ファンドの特徴を示した記述がずらっと並んでいます。海外のものにも投資するということを考えて、「2)⇒どの投信がいいのかお悩みならバランス型(伝統的なグローバルバランス型)」を選択しましょう。『商品検索結果』(図の右側の画面)に切り替わります。
ここで、「パフォーマンス」のタブをクリックします。表の最上部が、図のように薄い紫色に変わります。さらに、右から4つ目の欄の「リターン/リスク」の記述の下にある、下向きの矢印ボタンをクリックします。
ここまでの作業では、パフォーマンス(運用成果)のうち、リターン(過去の利回り)をリスクで割った数値で、降順に並び替えを行ったことになります。ちなみに、リターンをリスクで割るということは、リスク1単位当たり受け取ることができる報酬(リターン)と考えることができます。この数値を考えれば、リスクがとても大きいけど、リターンも高いファンドと、リスクはある程度に抑えられるが、リターンもほどほどのファンドを比較することができるというわけです。
この値の上位の集団の中から自分の気に入ったファンドを選ぶことによって、パフォーマンス(運用成果)を基準にしたファンド選択が可能になります。
もうひとつ確認しておいてほしいことは、「リターン/リスク」の値が高いファンドでは、リターンの値とリスクの値がおおむね似通った値になっていることです。リスクを取ればリターンがついてきて、リスクを取らなければリターンはついてこないということです。投資の知識が備わっていないと、リスクが小さくて、リターン(報酬)の大きなファンドを選ぼうとしますが、この検索機能を使えば、それが無理であることが理解できると思います。
リスクとリターンは比例するという前提を受け入れた上で、ファンドをパフォーマンス(運用成果)で選択するのであれば、「リターン/リスク」という指標は意味があります。なお、この指標を少し修正するとシャープ・レシオという指標になります。シャープ・レシオはファンドの運用成果を測る物差しとして有名な指標です。投信スーパーセンターの表では、「リターン/リスク」の右隣に「SR」という名前の欄がありますが、これがシャープ・レシオです。「リターン/リスク」と「SR」の値はほとんど同じ水準になっています。
(2011年8月1日執筆)