投資信託なら投信スーパーセンター! by 日興コーディアル証券
詳細検索
投資信託の投信スーパーセンター HOME
>
マーケット情報
>
週刊!プロのお知恵拝借
> コラム
「積み立て」「分配金再投資」は大きなメリット
2009年5月7日
最近、ETF(上場投資信託)という金融商品が注目を浴びています。特定の指数・指標に連動するという意味ではインデックスファンドとよく似ていますが、取引所に上場されて株と同じように取引できるのが特徴です。ETFが注目される理由は保有コスト(信託報酬)の安さ。例えば、TOPIX連動型のインデックスファンドは安いものでも年0.4%程度かかります。いっぽうの同じタイプのETFは年0.1%未満のものもあります。
ただし、インデックスファンドにはETFに比べて有利な点もあります。
1つは「積み立てができる」ことです。投資信託は1日1回、基準価額が算出されてその価格で取引を行うことになります。ETFはリアルタイムで取引できますが、自分で注文を出して買わなくてはなりません。また、一部を除いて毎月一定額ずつ積み立てをすることはできません。その点、ファンドはコツコツ積み立てをすることができます。投資をしている間には、世界中の株価が大きく値下がりすることもあります。そんなときは購入するのが怖くなってしまいますが、積み立てなら、日々の値上がりや値下がりに振り回されることなく、投資を継続していけます。しかも、安い時期にはたくさん買えるので、長い眼でみたらチャンスともいえます。その後、景気が回復したときにたくさん購入できていれば評価額が増えるからです。
そして、「分配金を再投資できる」ことです。ETFの場合、分配金を再投資することができないので、課税されて払い出されます
*
。ですから、受け取った分配金を自分で再投資する必要があります(米国の証券会社だと再投資されるサービスがある)。その点、ファンドの場合、再投資型や累積投資型を選ぶと、分配金を自動的に再投資することができたため、それほど手間をかけずに複利効果を享受することができます。
つまり、投資信託は毎月少額からコツコツ積み立てをして、分配金を再投資して複利効果を得る――というシステムを自動的に作れることがファンドの大きなメリットといえるでしょう。ETFは保有コストの低さ、株式同様の買付・売却が可能など、非常に魅力的な商品です。けれど、(特に海外ETFは売買手数料が定額制だし、為替手数料もかかるため)投資金額が少ないとコスト面の有利さが引き立ちません。また、インデックスファンドの積み立てに比べてそれなりに手間もかかります。ある程度まとまったお金があってマメな人というのが大前提かもしれませんね。
あるいは、日本株についてはETFを利用して、海外の株式や債券については投資信託を利用して積み立てていくというように、使い分けてもいいでしょう。保有コストの安さはとても重要な要素ですが、それ以外にも、手間や時間・投資できる金額、そして性格などに応じて賢く利用することが大切です。
*
公募投信の場合、「特別分配金」で課税されない場合もある。
ファイナンシャル・ジャーナリスト
竹川 美奈子
プロフィールとコラム一覧
日経事業出版社(現.日経HR)、日本経済新聞社編集局などを経て独立。1999年フィナンシャル・プランナー資格を取得。 書籍やマネー関連の雑誌、新聞などで幅広く取材・執筆活動を展開する一方、投資信託や確定拠出年金セミナーの講師などを務めている。個人投資家の立場から金融商品・サービスの研究・分析を行うとともに、自らも投信積み立てや401Kなどを実践中。著書に『投資信託にだまされるな! 本当に正しい投信の使い方』『投資信託にだまされるな! Q&A~疑問・解決編』(共にダイヤモンド社)などがある。
※
本ページの掲載内容は、寄稿された執筆者の考え方や見方を紹介するものであり、当社が特定の金融商品や投資信託の個別銘柄を勧誘・推奨するものではありません。