ここ数年で、低コストのインデックスファンドやバランス型投信などが増えてきました。そうした傾向はよいことなのですが、新たに同じ指数や投資対象の商品が購入できるようになると新たな悩みを抱える方もいます。そのため、「保有する商品から新しい商品へ乗り換えたほうがいいですか」と質問されることも増えてきました。
基本的な考え方としては、たとえばインデックスファンドなら、乗り換えるのにかかるコストを計算し、何年で元がとれるかをざっくり計算してみる。そして、それよりも長く投資するのであれば、乗り換えを検討するという手順になります。
ただし、インデックス投信でも、アクティブ投信でも、原則、新規設定されたばかりの投信にすぐに乗り換えてしまうことはおすすめできません。たとえば、アクティブファンドにしても、目論見書をみて運用理念や投資方針に共感したとしても、長く運用できないと意味がありません。そのためには、運用実績や資金の流出入などはきちんとチェックしておきたいもの。少なくとも、「運用報告書」が発表されるまで待って、以下のポイントをチェックしてから乗換を検討しても遅くはありません。
ポリシー
目論見書の運用方針どおりに運用されているか。
コスト
純資産総額・受益権口数の推移
設定後、順調に資金が流入しているかどうかは重要なポイントです。日本では新規設定時にたくさんのお金が入ってきて、そのあと徐々に縮小傾向というものもたくさんあるからです。純資産総額が横ばいか順調に増えているかどうかを確認しましょう。投信スーパーセンターで商品情報をみると、グラフ化された純資産総額の推移を確認できます。
また、インデックスファンドはファミリーファンド方式で運用されるケースが多いもの。マザーファンドの設定時期や資産規模の推移も併せて確認しておくといいでしょう。
運用実績
インデックスファンドの場合は指数とのかい離が少ないほうがベター。アクティブファンドの場合には、ベンチマークと比較して継続的に勝っているのか、負けているのかなどを確認しましょう。併せて、基準価額の変動要因(なぜ今期は上がったのか、下がったのか)などを読むことで理解も深まります。
また、収益分配金についても、実績を確認しておきましょう。