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長期保有の投資信託は売らない?
日本経済の動向が怪しくなってきたのを見て、「いったん投資信託の利益確定のための売りを出そうかどうか迷っている」という方もいるのでは? 長期保有か、いったん売却するか。どう考えたらいいでしょう?
大きな動きのときは利益確定も
原油高、米ドル安、日米欧の株安・・・。日本の景気も減速方向に向かいそうな様相を帯びてきました。新年になって日本株の株価が大きく下げる場面もあり、日本株式型の投資信託を持つ方も気にしているのではないでしょうか。
今後もしばらく株価が下がると想定するのであれば、今現在の投資信託はどうしたらいいでしょう? 利益がのっているものはいったん売却して利益を確定し、含み損があるものはいったん損切りをして、もっと安くなったところで再度買えば合理的では? そう考える方もいることでしょう。
もしも今、アクティブ型の日本株ファンド(利益がのっている)と、日本株のインデックスファンド(含み損あり)、中国株ファンド(利益がのっている)の3種を持っていた場合、あなたならどうしますか?(注:資金は目先使う予定がないものとします)
あなただったらどうする?
今のファンドの売却に関しては3つの方法があり、その後の対応を加えると、実際には5つの方法に分けられそうです。
投資信託のこまめな売買は、本来の投資信託の商品性からするとそぐわないといえるでしょう。しかし、だからといって、運用期間が長期だから途中でいっさい売買せず、必要になるまでじっと保有すべきかというと、そうではありません。
大きなトレンドの変化の時には、いったん利益確定や損切りを行うこともあっていいことだと思います(特に、「テーマ型」のファンドであるなら、その「テーマ」のトレンドや人気などを見ながら売買のタイミングを図ることがとても重要です)。
ですので、(1)も(2)も間違いではありません。
また、売却をした後の資金も、日本株ファンドの値下がりを待って買い戻すのも一法ですが、ポートフォリオ上のこだわりがなければ、日本株にこだわりすぎる必要はないでしょう。より可能性を託せるような、成長国のファンドで運用をしてもいいのです。
ですので、<1>も<2>もいずれも正解といえます。
ただし、「日本株ファンドを大底で買い戻す」などと考えていても、本当に「大底」で買えるかどうかはわかりません。実際には、「1万3,500円になったら半分買う」などと目安を設定しておかないと、結果的に買えずに終わり、その結果、投資の機会そのものを損なう可能性もあります。
そのほか、投資のスローライフを目指して投資信託を購入したという人もいるかもしれません。いったんは下がっても、長期で見ればいずれ戻す可能性もあるので、あわてずにそのまま置いておく(3)の方法も選択肢に入ります。
ということで・・・
いずれも正解で、間違いではありません。ですので、自分が納得できる方法を、自己責任で選択するといいでしょう。結果としてどのパターンが最も有利になるかは、今後の市場の動き次第です。
私だったらどうするか?と聞かれたら、(1)-<2>か、でなければ(3)を選ぶかもしれません。こうした選択も、自己決定することが大事ですね。ぜひ、納得の上でどうするかを決めてください。
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マネーカウンセリングネットWealth共同主宰/AFP
豊田 眞弓
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経営誌や経済誌のライターを経て、1995年より独立系FP。リカレントにより、2004年、早稲田大学政治経済学部卒。現在は、2001年に開設した『マネーカウンセリングネットWealth』を基盤に個人相談業務を行うほか、雑誌やサイト等への寄稿・監修、セミナー講師等で活動している。 All About(オールアバウト)「子育てにかかるお金」のガイドや、子どもと大人のマネー知識を啓発する活動にも携わる。TOKYO FM「タペストリー」Money☆InMyLife 準レギュラー出演中。 今の生活を楽しむとともに、「こころとふところのWealth」で未来を拓くことの大事さも訴える。 著書(共著):『今日からのお金持ちレシピ』(明日香出版社)、『サラリーマンの家計簿』(実業之日本社)、『マイホーム賢い人はこうして買う!』(PHP研究所) その他。 ブログを公開中 |
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本ページの掲載内容は、寄稿された執筆者の考え方や見方を紹介するものであり、当社が特定の金融商品や投資信託の個別銘柄を勧誘・推奨するものではありません。 |
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